12月6日(水)インプロワークショップ@蔵前4273

11月25日、26日。THE MASK THEATREが終わりました。
ショーが終わると、自分の生きている世界のギャップを感じたり、自分と向き合うことになって社会人になってからは大体いつもすごく落ち込みます!
 
私は落ち込むときは泣きながらひたすら思いを大事な人たちに受け取ってもらいます。
 
マスクのショーが終わってからまたしばらく落ち込んでいました。
 
(ああ~思い出したくない!)
 
ショーの最後の回は自分の体がすごく固くて、正直最悪だった。思い出したくもない!
 
最後の回の3回目のシーン、3人でトランプタワーを作っていました。カエルちゃんのタワーがまさか完成しそうだった。そのタワーを私が崩して、落ち込んで、カエルちゃんに慰められて、なぜかカエルちゃんのスカートのなかに顔をつっこみ仕込んでくれていたティーバックを脱がせて取れなかった。。。このティーバックはカエルちゃんがシーンで使うのを楽しみにしていたものだったのに。
 
(今書いてみると最高なくそシーンです!)
 
マスクは顔が少し傾くだけですごく意味を持つし、お客さんが想像する余地を残すためにもアイディアはなるべく少なく少なく。練習してきたはずだった。でも、アイディアがてんこ盛りになったし、「何もしない」ことができなかった。
 
トランプタワーのシーンが終わった後、舞台裏で最後のシーンの準備のために衣装替えをします。その時絶望に満ち満ちていてしばらく動けず。
その時、カエルちゃんと目があって、カエルちゃんの顔が今まででみたことのないすごく悲しそうな顔に見えました。(あくまで私の解釈)
 
最後の回の4シーンすべてにおいて、必ず私は誰かを叩いていたし、殺していたし、破壊していました。
 
ああああ、もうお客さんと会いたくない。
お客さんみんなが私のことをダメなインプロバイザーだと思っている。
こんなつらい思いするなら即興なんてやりたくない。
カエルちゃんとショーにもう出たくない。
 
そんな気持ちになりました。
 
でも、しばらくたって思い出した。
BATS(アメリカの劇場)のインプロバイザーの振り返りは「またあなたとやりたい!」と思い合う為にショーの振り返りをすること。
 
大失敗をしても、「あはは~くそシーンだったね!アゲイン!」と仲間と笑い飛ばせることがインプロの作法であること。
 
フックさんの顔を立てないと、、、マスクは面白いショーだと思ってもらわないと、、、なるべく余計なことを何もしないようにしないと、、、、こんな気持ちが「失敗しちゃいけない」につながっていました。
 
また、自分が「アーティストっぽくない」ことにすごくひけめを感じていました。
 
私だけ週5で働いているし、カエルちゃんや内海くんみたいにカメラやウェブなどの技術もないし、自分のすごさを証明したいがためにこのショーに参加しちゃってるのかもしれない。とすごく自分への信用を失ってしまいました。
 
内海君やカエルちゃんは次のインプロでのチャレンジの企画を練っているから、「私も何かやらなきゃ」。
これは自分の気持ちに無理をしている。
週5回いかなきゃいけない会社がすごく足かせになって、自分は「アーティスト」になれない!というあほなことを考えていました。
 
正直いま週5回も会社に行きたくない。
時間を決められて動きたくない。
もっと自分のやりたいことを追求していきたい。
私はいまおかれた状況で何ができるかを考えたほうが自分の価値を見出せるのか、
そもそもなんでこの会社入ったんだっけ。
 
いまの会社にいるからこそ会える人やサービスを提供できる人がいるのは確かだし、私も問題意識を持っている分野でもある。そこに舞台やインプロを活用させてお金いっぱい作りたい。
 
ちなみに、一緒にでた内海くんやカエルちゃん、フックさんは最高に大好きで、一生付き合っていきたい人であります。
こんなに落ち込ませてくれる機会なかなかない!
************************
 
というように、人とインプロ(即興)するとたくさん失敗します。
失敗からこんなふうに自分と向き合えていろいろ気づけます!
 
インプロのワークショップが12/6(水)にあるのでよかったらお越しくださいね★
 
【インプロワークショップ@蔵前4273】
https://www.facebook.com/events/375384409572727/
 
【会場】蔵前4273
東京都台東区蔵前4-27-3
(都営浅草線大江戸線蔵前駅より徒歩5分)
 
【日時】2017年12月6日(水)19:30~21:30
会場には19:00からお入りいただけます。
 
【参加費】2,000円+1ドリンク500円
 
【定員】12名
 
【ファシリテーター】内海隆雄 / 下村理愛(アシスタント)
 

photo by Kaeru Edogawa

江戸川カエル